旅するざわわ

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グランマ・モーゼス展 静岡市美術館 レビューその1

どうも、みなさんこんにちは。

ざわわです。  

台風の被害はなかったでしょうか?

雨の影響が大きかった地域もあるようですが、ご無事であることをお祈りします。

 

僕は美術館行くのが好きなんですが、最近気になっていた展示会がありまして、  

 

みなさん、グランマ•モーゼスってご存知ですか?  

 

僕知らなかったんですが、 アメリカで有名なおばあちゃん画家みたいです。

ニューヨークの田舎の風景や人々の生活の絵を描いてるようでして、

静岡市立美術館でやってたので行ってきました。

 

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モーゼスおばあちゃんは、70代で本格的に絵画を始めて、80歳で個展を開き、

101歳で亡くなるまで1,600点以上の作品を作ったというから、

色々驚き。

 

幼少期から絵が好きだったとはいえ、70歳で本格的に絵を描き始め、

10年後にはニューヨークのギャラリーで個展を開くまでになるんだから、

これぞアメリカンドリームといった感じ。

 

人生100年時代と言われている中、60歳で定年してから40年どうしたらいいんだ、

という悲観的な話も聞きますが、

頑張れば70歳でも、80歳でもまだまだやれるんだ!

っていう希望、夢が持てるなぁと。

会場に入って開催にあたっての解説を見ながらワクワクしていました。

 

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たくさん素敵な絵がありましたが、

僕の一番のお気に入りは、

"Gray Day" (曇りの日)っていう絵です。

 

僕自身、生まれが北陸地方で、冬に雪が降って薄暗くなるのはもちろん、

1年のうち300日ぐらいが曇りか雨か雪か、っていう世界なので、

まさにGrayな空模様ばかりなんです。

 

ただ、文化とか、伝統工芸に目を向けると、

九谷焼、友禅、金箔などなど、煌びやかなものが多くて、

内面世界は明るかったのかなと。

 

Gray Dayも絵の全体は灰色で薄暗いんですが、

人々が楽しんでいる様子、要所要所の明るい色があって、

薄暗さの中にも明るく楽しい気持ちを持てる絵だったので、

生まれ故郷を懐かしむことができ、好きでした。

 

↓ 親子のための展覧会ガイドは絵もたくさん載っていて、無料なのでおすすめ笑

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大満足で会場を後にしたのですが、

帰り道、モーゼスおばあちゃんの経歴を振り返っていて、

とても疑問に思うことがありました。

 

「70歳で絵を本格的にやり始め、80歳で個展??

ふつーに考えてそんなことある?」

 

1939年にニューヨークで個展したようですが、

ニューヨークに行ったことがあるような経歴は会場の年表にありませんでした。

 

ニューヨークに行ったこともない田舎の人が、

なんでいきなりニューヨークで個展を開けるのか??

 

「何かあるに違いない!!」

そう思い、色々と調べておりましたら面白いことがわかってきましたので、

レビューその2でつらつら書いていきたいと思います。

 

ほなまた!